ZEST STORY
私が、ZESTを
つくった理由。
駅員として働いていた21歳の私が、パーソナルジムを立ち上げるまで。
そして、横浜・石川町でZESTが大切にしてきたこと。
パーソナルジムZEST 代表/NSCA-CPT 配原 佳輝
第1章
身体を動かすことが大好きだった少年時代
神奈川県三浦市で育ち、9歳から18歳までサッカーに打ち込んでいました。身体を動かすことがとにかく大好きでした。
中学生のとき、楽天が優勝した記念セールでダンベルを購入。そこから私のトレーニングが始まりました。高校でもサッカーと並行してウエイトトレーニングに取り組み、部活を引退してからは、身体について本格的に勉強するようになりました。
そんな私が社会人として最初に選んだ仕事は、横浜市営地下鉄の駅員でした。本当は身体を動かす仕事がしたくて消防士や警察官を志望していましたが、遺伝による色弱があり、その夢は叶いませんでした。
安定を求めて公務員になったものの、駅員時代は失敗も多く、駅名すらなかなか覚えられない日々。「配原が出勤する日はハズレ」。そう呼ばれるようになっていました。
そんな毎日のなかで、夢中になれたのが筋力トレーニングでした。身体について学び、鍛え、昨日までできなかったことができるようになる。その過程が楽しく、心の支えになっていました。
本当に一生この仕事でいいのか。そう考えるようになり、転職を意識し始めます。行き先に迷いはありませんでした。トレーナー資格「NSCA-CPT」を取得し、安定した公務員の道を離れ、パーソナルトレーナーの世界へ飛び込みました。
第2章
大手パーソナルジムで、トップの成績へ
2020年1月、大手パーソナルジムに入社しました。研修を終え、3月にトレーナーとしてデビュー。全国約500名のトレーナーのなかで、いきなりトップ3に入ることができました。
駅員時代は何ひとつ評価されなかった私が、退職まで常にトップの成績。この仕事ならやっていける、と肌で感じました。
自分が好きで続けてきたトレーニングが、お客さまのためになり、感謝をいただける。毎日が充実していて、楽しくて仕方がありませんでした。駅員時代とは違い、仕事に行くことが楽しみになっていました。
第3章
お客さまの変化が、何より嬉しかった
忘れられないお客さまがいます。当時57歳の男性でした。
長年ほとんど運動をせず、外食も多く、健康診断の結果も良い状態ではありませんでした。その健康診断をきっかけに、トレーニングを始めることになりました。
週2回のパーソナルトレーニングと食事指導を続け、2ヶ月で体重は8kg減少。その後も継続し、最終的には85kgから約70kgまで、15kgの減量を達成されました。血圧は標準値となり、健康診断の判定はすべてA。睡眠時無呼吸症候群にも、大きな改善が見られました。
何より嬉しかったのは、身体が変わったことで体力と精神面に活力が生まれ、事業を始められ、再婚もされたことです。
「配原トレーナーに出会っていなければ、
今ごろこの世にいないかもしれない」
そう言っていただいたとき、この仕事は生半可な気持ちでやってはいけないと、深く考えたことを覚えています。
第4章
結果を出すほど、苦しくなっていった
お客さまの身体が変わり、感謝の言葉をいただく。それほど嬉しいことはありませんでした。その一方で、私のなかには少しずつ葛藤が生まれていました。私が「本当に必要だ」と思うものと、会社として求められるものが、必ずしも一致しなかったからです。
たとえばサプリメント。世の中には多くの商品がありますが、その人の食生活や身体の状態によって、本当に必要なものは異なります。しかし当時は、自社商品の売上目標も評価に関係していました。販売すればするほど店舗と個人の評価は上がり、給与にも反映される。
もっと良いものがある。この人にこの商品は必要ない。そう思いながら自社商品を提案している自分が、本当に嫌でした。
コースの提案も同じです。本来、トレーニングは無理のない範囲で継続することが大切です。それでも会社からの評価を意識して、より高額なコースを提案せざるを得ない。いつの間にか判断の軸が少しずつずれていき、結果を出すほど苦しくなっていきました。
第5章
21歳、独立を決意
上司に反抗すれば、会社での居心地は悪くなっていきます。ましてや21歳、トレーナーとして働き始めてまだ1年も経っていません。生意気だと思われるのも自然なことです。
だからといって、目の前の困っている人に、自分が最適だと思うことではなく、会社にとって最適なことを提案し続けることは、私には耐えられませんでした。
「本当にお客さまに必要なものを、
自分の判断で届けたい。」
当時の大手ジムの広告にも、違和感がありました。極端に安く見える価格表示。実際の条件が分かりにくい広告。大げさな表現で期待をあおる宣伝。自分のジムをつくるなら、そうした売り方は絶対にしないと決めていました。
必要なサービスを、分かりやすい料金で、正直に提供する。それで食べていけないなら、アルバイトでも何でもする。そんな思いで退職を伝えました。
時期はコロナ禍の真っ只中。「今はやめとけ」「パーソナルジムは難しい業界だ」。独立の不安を煽る言葉も、たくさん言われました。当時の私が上司であれば、同じ言葉をかけたと思います。21歳の何も分かっていないトレーナーが、勢いだけで独立しようとしている。客観的に見れば、リスクが大き過ぎます。
それでも「なんとかする」。その思いで、2021年3月15日、パーソナルジムZESTを開業しました。
2021年3月15日、一号店オープン
お金はなかった。
だから、自分たちの手でつくった。
一号店の内装は、ほぼすべて自分たちの手で。壁を塗り、床を張り、資材は軽トラで運びました。
お金はなかったけれど、ここからZESTは始まりました。
第6章
ZESTが大切にしていること
立ち上げ当初は、上司の助言どおりの連続でした。コロナ禍の逆風。大手の看板がなくなったことによる無力感。
それでも、来てくださるお客さまに対して、トレーナーとしての腕を磨き、セッションに満足して帰っていただくことだけを意識してきました。少しずつですが、毎年、既存のお客さまが大切な方を紹介してくださったり、WEBから来てくださったりして、なんとか事業として成り立つようになりました。
パーソナルジムの継続率は、平均4ヶ月。
ZESTのお客さまは、平均21ヶ月。
運動がこれまで続かなかった方でも、週に一度運動を続けることで、数年後の生活のしやすさや健康状態は見違えるほど変わります。運動を継続していただきたいからこそ、ZESTには決めていることがあります。
・無理な勧誘はしない。
・実際以上に効果を大きく見せる広告はしない。
・必要のない商品やサービスは勧めない。
お客さまの目標や生活環境を尊重し、無理なく続けられる方法を一緒に考える。もちろん結果を出すためには、ときに厳しいことをお伝えする必要もあります。優しくすることだけが、お客さまのためになるとは思っていません。本気で変わりたいと思って来てくださった方には、必要なことをきちんと伝える。そのうえで、寄り添い、支える。
お客さまのほとんどが、私より年上です。私よりも多くのことを経験され、人として成熟された方ばかりです。人生の先輩として最大のリスペクトをしつつ、身体のことに関しては言うべきことをはっきり言う。私は、そんなトレーナーでありたいと考えています。
ZESTでは30代以上の方が多いことから、筋力トレーニングだけでなく整体を組み合わせています。怪我なく運動ができて、仕事でパフォーマンスを発揮でき、趣味も楽しめる。そんな変化をもたらすジムでありたいと願っています。
目先の売上よりも、お客さまとの長い信頼関係を大切にする。それが、ZESTの変わらない方針です。
第7章
人生を楽しむ。その土台は、身体だ。
ZESTには、6歳から70代まで幅広い世代の方が通ってくださっています。ダイエットをしたい方。筋肉をつけたい方。健康を維持したい方。年齢を重ねても、自分の足で歩き続けたい方。
目標は一人ひとり違います。ですが、その先にある願いは「人生を楽しむため」という一点で共通しています。身体が健康であることで、できることが増え、人生の選択肢が広がる。だからこそ、身体づくりを通じて、お客さまの人生をより豊かにするお手伝いがしたいのです。
2021年に一人で始めたZESTは、現在2店舗目の開業に向けて準備を進めています。店舗が増え、仲間が増えても、この思いだけは変えません。これからも、一人ひとりのお客さまと本気で向き合っていきます。
パーソナルジムZEST 代表
配原 佳輝







横浜 石川町・元町
パーソナルジムZEST